【特集】現役大学生に就職観をインタビュー#002
この記事は、令和元年9月28日に開催した“採用力強化セミナーinみえ2019”のプログラム『現役大学生へのインタビュー』の内容をまとめたものです。
現役大学生にインタビュー
採用力強化セミナーinみえ2019では採用活動に取り組んでいる企業様の「大学生のリアルな声が聞きたい」というニーズにお応えして、現役大学生4名をゲストに招き、就職観やキャリアについてインタビューを行いました。あえて、事前にインタビュー項目を詳しく知らせず、ありのままの意見を話してもらいました。
ゲスト大学生は、一般社団法人わくわくスイッチが運営する長期・短期インターンシップに参加者した次の4名です。
①Bokuさん
三重大学 2年
②Hirosukeさん
筑波大学 3年
③Kazumaさん
三重大学 2年
④Ganboyさん
名古屋市立大学 3年
※ファシリ わくわくスイッチ中村
※プライバシー保護のため、記事内はニックネームで表記しています。
ニックネームだけみると、若干チャラい感じですが、皆さんいたって真面目な若者です。ライングループでニックネームを伺ったら全員アルファベットで統一されたので「仲ええな~」と思いました(笑)。
現役大学生に就職観について聞いてみた
今日は現役大学生の方に、就職活動や将来のキャリアのイメージについて伺いたいと思います。まず、2年生のKazumaさんに伺いますが、就職活動についてどんなイメージがありますか?
Kazuma:就職活動は3年生からで良いのかなという空気がありますが、周りがインターンシップに行き始めるので、この時期から就職活動を意識しだす子もいると思います。でも全体としては、3年生からで良いのかなという雰囲気です。
Kazumaさんは、わくわくスイッチが運営しているMIEイノベーターン(1ヶ月の長期インターンシップ)やシゴトラベル(1日3社を訪問する取材型インターンシップ)に参加されました。インターンシップを通してどんなことを思いましたか?
Kazuma:2年生のうちは企業の方とお話しする機会は、自分で動き出さないとなかなか得られません。早い段階から企業の方と接点を持てたことで、就職に対する意識も変えないといけないなと思いました。
3年生のHirosukeさんはどうですか。
Hirosuke:インターンシップに参加したのは、周りの影響が大きいです。就活という意味では、どんな企業に行きたいというイメージはまだあまりないですね。これから考えなければいけないというところです。
今回、インターンシップに参加して、将来について見えたことや具体化したものはありますか。
Hirosuke:今回インターンシップに行って、一つのプロジェクトに関わりましたが、学生のぬるい環境とは違うんだな、というのはすごく感じて(笑)
(会場の笑い)
学生のノリでは通用しないんだなと(笑)
Hirosuke:そうですね。プロジェクト自体はすごくおもしろかったです。いまは、これから何をしていくかというのは、まだ見えていない。ただ、何か挑戦してみたいという気持ちはあります。
“ぬるい“ことがわかったので、これからもっと基準を挙げて知識やスキルを身につけないといけない、ということがわかったということですね。
Hirosuke:学びと成長がもっと必要なんだなと。
大学生は企業のここを見ている
では次は話題を変えて、「大学生は企業のここを見ている」というテーマに行きましょう。Ganboyさんは企業を見るときに、どんなところに注目していますか。
Ganboy:僕はやはり人事の方を一番に見ています。皆さんの前で申し上げにくいんですけど…。たとえばベンチャー企業のイケイケな人事の方を見てしまうと、そこが基準になってしまうので。人事の方の元気がないと、この会社は活気がないなとか、ほかの社員はもっと元気がないのではないか…と思ってしまいますね。
人事は会社の中で最初に出会う人ですから印象は大事ですね。2年生のBokuさんはいかがですか。
Boku:いくつかの会社を訪問していますが、どんな仕事かというよりも社員の方を見ますね。2年生なので、どんな業界で働きたいかなどは決まっておらず、どんな人と働けるのかの方を気にします。どういう人がいるのか、空気感や風通しについて知りたいですね。
風通しが良いというのは、自分の意見を聞いてもらえるとか、そういうイメージですか?
Boku:そうですね。たとえば、上司や経営者に自分の意見を言える雰囲気があるか、などですね。
アルバイトとインターンシップの違い
せっかくなので皆さんからも質問をいただきたいと思います。
皆さんアルバイトもされていますが、アルバイトとインターンシップの違いについてどう考えていますか?
Kazuma:この夏に初めてインターンシップに参加しました。アルバイトとインターンシップの一番の違いは対価の受け取り方だと思います。アルバイトは会社の業務に携わり、賃金としての報酬をいただく、対価交換で成立するもの。一方でインターンシップは対価を賃金ではなく、自分を見つめなおす時間や、働き方や進路や就職に対する意識の変化をもたらす機会(=対価)を得るものだと思いました。なかには「なぜタダ働きをするのか」と考える人もいると思います。親御さんでもインターンシップの理解についてギャップがありますが…。まとめると、個人的には対価の受け取り方の違いにあると思います。
お金をもらうのか、成長機会をもらうのか、というところですね。皆さん、学生の時を振り返ってみていかがでしょうか。彼らの意識の高さに感心しますよね。学生の中でも意識の格差はありますが、彼らのように成長のために貪欲な学生も一定数見られます。
将来を考えるときに誰の意見を参考にする?
では時間もありますので、もうおひとり、どなたか質問をいただけますか。
将来について考えるときに、どなたの影響が大きいですか。たとえば、先輩なのか、先生なのか、親御さんなのか。
Ganboy:周りの環境が一番大きいです。周りに活動的な学生が多いので、その中で刺激を受け、キャリア観もアップデートしています。活動的な学生同士で、就職活動で企業のどこを見ようかという話もでます。ただ、一般の学生はどうかというと、周りに流されるようにナビサイトでインターンシップを探して、なんとなくインターンシップを終える、就活も同様に進めるケースが多いかと。自分のやっている活動も「へぇ~すごいね」で流されます。
たとえば親御さんから「大企業に行きなさい」と言われている方はいますか?
Boku:僕の父母の年齢は約50歳でバブル崩壊前の就職組です。インターンシップに参加するなかで、就活の現状や給料の話を聞いて、両親の世代とギャップを感じるようになりました。その世代の価値観を息子にあまり押し付けないでほしいかなと(笑)
(会場の笑い)
ご両親との考え方にギャップがあるということですが、今後どう折り合いをつけていく予定ですか。
Boku:そもそも親は、4年の大学をストレートで卒業し、大学院の進学やそれなりの企業に就職するというイメージを持っていますが、正直今の世の中でどこの企業に就職しても、その会社が続くとは限らないかと…。安定している企業ってなに?と思ってしまいます。将来どういう会社に就職するか、どんな働き方をしたいのかについてはじっくり考えたいです。やりたいことが見つかったら、半年間休学するなりして、長期インターンシップに挑戦することも視野に入れています。自分の価値観はこうだと、行動で親に示していこうかなと。
なるほど。背中で親に語っていくということですね(笑)
Boku:そうですね(笑)
ありがとうございました。就職における親の意向は年々強まっており、親の反対による内定辞退というのも増加しています。企業さんによっては親向けの会社説明会を実施するなど、子どもよりまず親にファンになってもらい、子どもの決断を後押ししてもらうというような取り組みをされている所もあります。親の対応まで必要なのか…と思う方もいるでしょう。
そこで重要なのが「どんな人材に来てほしいのか」ということです。親の意向を重視する学生の層も増えているなかで、彼らのように自分の意志で決断・行動していく学生たちもいます。企業や求めるポジションによって、安定志向でもしっかり目の前の仕事をやってくれれば良い、ということもあるでしょう。どんな人材と一緒にこの先の会社をつくっていきたいのか、今回の大学生へのインタビューを通して考える機会になれば幸いです。では改めて4名のみなさん、どうもありがとうございました!
(盛大な拍手)
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インタビューは以上です。
今回記した内容は、あくまでも彼ら個人のご意見ですが、最近の若者の価値観や考え方を知るうえで、参考になるヒントが多かったのではないでしょうか。
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