【参加者編】タイスタディツアーの報告(2019年秋)
この秋、わくわくスイッチは初めての海外スタディツアー を実施しました。
■開催概要■
行 先:タイ(バンコク)
開催日:2019年9月30日~10月3日(3泊4日)
参加者:学生3名(筑波大学、京都橘大学、名古屋市立大学)
内 容:参加者が立てた問いへの検証。デジタルデトックス体験等。
下記は、参加者からの報告です。
留守番係からの報告が知りたい方はこちら(
【留守番編】タイスタディツアーの実施報告(2019年秋) - わくわくスイッチNEWSt)をご覧ください。
※至極役に立たない記事です。
Iさんよりレポート
〇参加動機
1つ目は、コンテンツとしての可能性を自分が実際に体感し、今後のわくわくのメニューにす る。 2つ目は、自分の知らない世界、文化、価値観に触れ、何かしら感じる。
《1日目》 最初の問い:世界のローカルを知る 問いへのFB:ローカルの定義って何? 問い:現場を見て、自分が思っているローカルをアップデートする 結果:マハーチャイに行き、ローカルマーケットを知ることができた。
〇挑戦
デジタルデトックス →初めての経験。最初は、聞く人を選んだり、誰にしようと思ってなかなか声をかけられなか ったが、話しかければ案外いけることがわかった。人によっていうことが違うので、何個も証 言が必要。
挑戦:英語でコミュニケーション →テンさん、Jackさんと拙いながらも英語で会話。言いたいことが言えないもど かしさを感じた。
失敗:圧倒的行動量の少なさ →相手の想像を超えるくらい動けていない。リーダーシップの発揮とフォロワーシップ。この辺りも全然なかった。異質なところに飛び込む恐怖を乗り越えてこそ価値がある。
失敗:自分の中の意見が確立してない →テンさんに地方創生って何?と聞かれた時に上手く伝えられなかった。地方創生という曖昧 な言葉で片付けていたんだと実感。改めて、自分のやっていることや意見を確立しないと会話 が成立しないとわかった。
失敗:先読みできない、思考が浅い →その場その場で必要なことを聞いていたが、効率は悪いし、帰りの電車の時間など、もっと 先を見て考えなければいけない。デジタルデトックスなどやったことがないことに気がいき、 目の前のことに必死で冷静になれていなかった。
《2日目》
問い:ローカルの人の幸せとは何か?イキイキと生活していたからこそ聞いてみたい。
問いへのFB:貧しいというバイアスがかかってないか?問いを持つことは悪くないが、聞き 方間違えると失礼に当たる。そこを自覚して行動できれば良い。そして、ローカルに限定しなくても、いろんな人に聞けばよくないか?
問い:タイの人の幸せを聞き、多様な価値観に触れる 結果:全然ヒアリンアグ出来ず、深いことも聞けなかった。
挑戦:タイ語で話しかける →タイ語の発音難しく、伝わらないことのが多かった。現地では、現地の言葉を使うってのがなんかいいなと感じた。気をぬくとすぐ英語になるので気をつける。
失敗:時間確保できなかった →緊急度の高いタスクがあり、個人行動の時間に行った。夜とか時間見つけて先手先手を打ち、やればよかった。現地で出来ることはもっとあったはず。
失敗:無意識にバイアスかかってた →最初の問いのままだと、失礼な状態だった。幸せとは何か?という問いが出たのか、経済的に日本より貧しいがイキイキ暮らしている様子を見て良い風景だなと思ったから。ただ、これ をストレートに聞いてしまうと、日本人が冷やかしに来たみたいになってしまう。相手をリス ペクトするというところが欠けていた。価値観の違う他文化だからこそ、いつも以上にリスペクトしないといけないと感じた。
失敗:成果出せない →正確には、成果を出すための思考まで及んでいない。とりあえず打席に立ち、バットは振ったが、ヒットをどう打つかまでは考えていないということ。今回、タイの学生にヒアリングできたが、お互い拙い英語で会話。深いところまで話せなかった。ここでGoogle翻訳を使うな ど他の方法が取れた。やる、こなすことに必死で成果に目がいっていなかった。
失敗:事前調査の浅さ →OODAループ的なスタディーツアーだからその場で観察し、適応していくのは良いが、それを行うにしても最低限の準備が必要。ベースがないと何も積み上がらない。また今回、ヒアリングしようにも言語調べから始まり、外に出て調査できる時間が減少した。また、ナイトバ ーだが、事前調べをもっとしていたら違うメニューを要求できた。高い授業料だった。
〇マイコミットメント
・PV作成 → 動画撮影 ・コンテンツ作成 3泊4日は短い。最低でも4泊5日で活動日3日は確保したい
《事前》
・問いの設定 → それに対する事前準備(調査)
・参加動機、マイチャレ、マイコミットメントの明確化
・チームビルディング
・海外安全レク →ケーススタディを行う
・各自飛行機手配後、互いに確認 → 荷物の洗い出し
《研修》
1日目:デジタルデトックス(グループ行動)→ 発表
2日目:個人調査 → 中間発表 3日目:個人調査 → 発表
・英語力が高ければ現地大学生とディスカッション機会設けたい
・この個人調査は、取材型で行うのが面白い →どんどん飛び込み開拓していく
《事後》
・振り返りレポートの作成 →内省
・研修のブラッシュアップ
・今後に向けての目標設定
《全体を通して》
・マイルールを設定するのはあり
・最低限の安全ガイドラインは必要 →すりへの注意喚起、はぐれた時の対応、バイクタクシー禁止など
〇次の人に向けて
自分で行動できる人にはオススメ。ただ参加するだけでは、せっかくの学ぶ機会としてはもっ たいない。問いを立てて、行動し、振り返るからこそ意味がある。ここの重要性がわかる人に 参加してほしい。成⻑を求めている人だったら、必ず参加するべき。逆に、軽い気持ちで海外 行こう的なノリだとかなり負荷がかかるのでしんどいと思われる。リアルタイムでFBがもら えるし、VUCAな環境でOODAループで動くことが体感できるプログラムである。
〇感想
非日常を日常にするという言葉が印象的だった。自分のパフォーマンスを安定的に発揮できる 環境をいかに作るかということ。自分は、海外で言語が全然通じないということだけで、行うことに必死で成果や質の部分が二の次になっていた。それでは、パフォーマンスは出せない。 まだまだ甘いということを痛感した。
また、無意識にバイアスをかけて人を見ていたのだと思 った。幸せとは何か?という疑問をより深掘りすると、日本より経済的に貧しいが幸せそうとい う上から見ていた。白木さんの指摘で気付かされたが、これを意識して接するのと、無意識で接するのでは、態度も違ってくると思う。改めて、相手を尊重する大切さというのを学んだ。 これは海外に行ったからわかった発見だと思う。とりあえず、自分にとって刺激ある3泊4日間 であった。いつかお金持ちになってルブアホテルのナイトバーに戻る!
Kさんよりレポート
- 参加動機
- 活動実績
- 学び
- これから
1.参加動機
これまで海外には旅行でしか行ったことがなかったが、今回はスタディーツアーということで学びを得るという視点でタイに行ける機会があったので参加した。実際に具体的な目的があったわけではないが、とりあえずやってみよう。
2.活動実績
1 日目 カオサンロードに行く。スマホつかえず、紙の地図もなかったので人に聞く or 勘で動く。
デジタルデトックス
2 日目
みんなと合流し、1 日デジタルデトックスをテーマに地元の人に積極的に話しかけに行く。リアルのローカルを見に行くために地球の歩き方を読みながらメークロン折りたたみ市場に向かうも時間がなくて、途中で断念。途中までは古くてうるさいディーゼル電車に 1 時間乗った。 ラチャダーマーケットに向かう。1 時間ほど自由時間にしたあと合流。テンワンさんたち IYEO の内閣青年の船の人たちとタイのしゃぶしゃぶを食べに行った。
3 日目
この日はみんなそれぞれ問いをもって別々に行動した。自分はタイにあって日本にないビジネスモデルを探すために、日本人の住民が多いアソーク駅周辺で何人かの日本人に話しかけた。夕方から浅井君や平井君、タイの大学に通っている子とごはんに行って交流した。
4 日目
お昼に浅井君のインターンシップ先の社長さんにご飯をご馳走になりながらお話を伺った。
3.学び
1 日目
行動
現地で使える sim カードを持っていったにも関わらず、使えなかったので空港で大いに焦ったが、とりあえずやってみよう精神で目の前に来たバスに飛び乗った。カオサン行きだったのでカオサンで wi-fi を探しつつ散策。Wi-fi があるレストランでごはんを食べたが、ロブスターからぴょこっと寄生虫と思われる虫が飛び出してきて衝撃を受けた。その後、何とか宿泊先に行こうと思ったが、何人か道にいる人に聞いても全然分からず、結局トゥクトゥクに乗って宿泊先の最寄り駅まで行った。
学び
普段スマホにどれだけ頼りきっているのか、また、知らない人に話しかけることに多少躊躇してしまう自分に気づいた。 タイは多少きれい目のレストランでも衛生面では日本と大差があるように思われた。 トゥクトゥクは風が気持ち良い。
Next action
・今回のタイでは、空港でスマホが使えないことに気づいたとき、数時間待っていればみんなが来て安全に行動することは可能だったし、乗り方や金額がわからないバスに乗ることもなかった。しかし、このように vuca なことに対して、とりあえずやってみようという精神がないと身動きが取れなくなって時間を無駄にするし、新しい経験をすることもできないと思った。なので、とりあえずやってみようを大事にする。
・たまにはデジタルデトックスをしてみると新しい発見ができるので日本でもやってみる。
・タイは衛生面が日本とは違うので、行くときはお腹をこわす覚悟と薬を持っていく。
2 日目
行動
地球の歩き方タイ編を読みながら、スマホ禁止でタイのリアルなローカルを見るために、折りたたみ市場を目指す。行き方は本を読みながら分かったが、時刻表がないので何時に電車が来るかは把握していなかった。まあなんとかなるだろうと思った。 実際にはローカルディーゼル電車までは道をところどころ聞きながら行くことができた。
学び
・1 日目に比べ、本が一冊あるだけでめちゃくちゃ楽だった。
→感覚としては、本はデータ通信料もバッテリーも気にしなくていいから便利
・1 人で行動するよりも知らない現地の人に話しかけるのに躊躇することがなかった。ローカルディーゼルは「ブーン」ってうるさい。ドアの開くタイミングが停車前だったり、 まだ動いているときに開いたり、半分しか閉じなかったりする。(1 時間で 10 バーツだった。鬼安)
・スマホがなくても本が一冊あれば意外と快適だった。
・自分の英語能力がどんどん落ちてきていることが分かった。
・自分の言いたいことが伝えられないのはストレス。
Next action
・本1冊あったら楽なので日本でデジタルデトックスをするときは、手ぶらで
・毎日何分と決めて、英語の勉強をする。
・内閣青年の船に乗ってみたい
3 日目
・行動→中村さんと日本人街に行って在住日本人に話しかけて回った。
・一人で話しかけに行った。
・タイにいる同世代の人たちとごはん
学び
・なぜだか日本人に話しかけるほうがタイ人に話しかけるよりも全然緊張も躊躇もしてしまった。さらにそれが 1 人だと勇気を出さないと話しかけることができなかった。のりさんは全く躊躇することなく話しかけていたのがすごいと思った。
・色々な人と話して分かったのは、
→タイで働く男の人についてきた専業主婦の女の人が多い。
→男の人は、希望して、よりも、会社の都合でタイに来た人が多い。(タイでなければいけない理由がない)
→タイ人よりも日本人のほうが優秀な人が多いらしい
→日本人 1 人に対してタイ人を数人雇用する必要があるので必要以上に人を雇う場合がある。
・道端で聞いてもタイにあって日本にないビジネスモデルは見つけることができなかった。
・人に話しかけるのに勇気が必要なのは、普段話しかけたりしていないから。慣れると少し自然に話しかけられるようになる。
・同い年で頑張っている子たちと交流して刺激を受けた。
→自分より上の人たちから学ぶことはたくさんあると思うが、同世代と切磋琢磨したり、負けたくないと思ったりするのも大事なので同世代の人たちとの交流も大切!!
・スカイバーがバカ高かった。
→自分が行くところ、お金を支払うところは事前にしっかりと調べる。お金を払う価値がそこにないと判断したら行かない。
・ゴーゴーバーには自分の知らない世界があった。
Next action
・普段から積極的に話しかけにいって、話しかけることに慣れる。情報を取りに行く。
・同世代のがんばっている人たちとの交流も積極的に取りに行く。
4日目
学び
Iさんとのお話から、
・事前にネットなどから得られる相手の情報は読んでおくと、質問がしやすい。
・ビジネスプランの作成よりもエグゼキュ―ション、実行のほうが大事なことなんだ。
・ビジネスモデルを考えるときに、ボトムアップよりもトップダウンで考えた。既にあるマ ーケットで勝ちに行くのではなく、これから伸びるマーケットを選ぶ。これからの業界変動予測から抜けてるピースを探す。
・トヨタのように産学官の連携が取れているところが少ない。産学官連携が大事。
・インターンをするなら、社員数 1 桁でスタータップの、インターン生×co-founder をや ると、全部できるから良い。
・自分でいざ 0→1 をしたときに、経理、会計など人の下についてやっていた時にやらなかった穴があったことで苦しむ人が多い。
・学生の強みは時間があることなので、プログラミングやったほうが良い。
・質問力がなさ過ぎた。
・タイなまりの英語はなかなか聞き取りにくい。
・英語力もない。
Next action
・インターン先を探すときにできたばかりのスタータップもしくは新規事業で必要なすべ ての経験と能力を身に着けられるようなところを探す。
・英語の勉強
・質問力をつけるために、人と話すときにどんなことに意識して話さなければいけないのかをインプットして、実際にそれらを意識して話す練習をする。
- これから
・今回のタイで、「何とかなるからとりあえず」で動くのは良いが、事前に調べられること考えられることはしっかりやった上でこれは成立するのだと思った。
・英語の勉強を習慣化する。
・交流会、勉強会をリストアップ。どんな目的を持っていくのかを毎回考える。
・質問力をつけるために、まず 11 月いっぱいまでに 3 冊本を読んで input する。
Mさんからのレポート
- 参加動機
- 問い
- 問いに対するアクション
- マイチャレンジ
- マイコミットメント
- 学び方
- 学んだこと
1.参加動機
漠然と海外行くのも惹かれるものがなく、海外経験0。TOIEC325点。慣れた人と一緒で不安要素も少なく、目的をもって参加できるから。今行かないとこの先も海外に行くきっかけ・興味を作れないままだと思ったから。
2.問い
なぜ私は今まで海外に高い壁を感じていたのか。
またそのハードルは現実には存在するのか。
3.問いに対するアクション
☆1日目
海外の雰囲気、文化になれる。まずははじめてのおつかい(徒歩5分のマックスバリュ)から。
海外経験豊富なひとの背中についてまわり、壁を取り払う。
☆2日目
「壁」の正体を探るべく、日本の大学生(私)と現地の大学生との違いを見るために、単独ノーアポでバンコク大学へ。Googleマップが使えなくなったため、道行く人へ訪ねながら徒歩で向かう。現地の学生とSNSで繋がる。
3.マイチャレンジ
現地の人1人以上とSNSで繋がる。
(タイ人2名、台湾人2名達成)
日本人の学生を探し出す。(1名達成)
私が海外に感じてた壁を見つけ出す。
4.マイコミットメント
プログラムを良い形で次に引き継ぐために、細かく記録に残す。
海外が初めての人、英語に自信がない人でも参加できるプログラムにするべく、まずは私がどこまでが限界なのかためすために、全力で動き回る。
5.学び方
最初に少し高めの目標を設定する。日本で発揮できている自身のポテンシャルから考慮すると良い。
見たこと、感じたこと、細かく記録する。メモに綴るだけだと臨場感がないので、友人に付き合ってもらい、LINEに残した。
やろう、できそうと思ったことはとにかく行動。
6.学んだこと
現地の人から見たら日本人<私>もまた外国人だという事。
私が普段外国人を見る目線で、現地の人も私のことを見ていたのかもしれない。
困ってる外国人は助けたくなるし、街行く外国人(観光客)はただの景色であり、異質ととらえるほうがおかしいことに気づいた。
現地の人にとって私の異世界は日常だし、つまりは私が送っている日常と変わりはない。そう思うと、外国への壁は特に感じる必要のないものだということが一番の学びだ。
以上、参加者からのタイスタディツアー報告でした!
留守番編(至極役に立たない記事)はこちらから。【留守番編】タイスタディツアーの実施報告(2019年秋) - わくわくスイッチNEWS
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